日本に活動拠点を移し活動しているRYU=提供(聯合)
日本に活動拠点を移し活動しているRYU=提供(聯合)
ドラマ『冬のソナタ』の主題歌、『最初から今まで』を歌ったシンガーソングライターのRYU(本名:ミン・グァンホン)が、2004年7月15日に日本で正式デビューし、活動の拠点を移してから丸2年が過ぎた。これまでシングル3枚、スペシャルアルバム、童謡アルバムなど6枚の音盤をリリースし活動してきたRYUに、先月30日、日本での活動について電話で話を聞いた。

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“韓流”でブレイクしたが、日本になじんだ活動方向に転換し、独自の領域を開拓しているRYU。昨年からNHKのハングル講座にレギュラー出演しているほか、毎日新聞のニュースサイト<毎日インタラクティブ>にコラムを連載、日本での生活の中で感じたこと、韓国文化の紹介、社会的な話題について語っている。

独島(竹島)領有権、小泉純一郎首相の靖国神社参拝など、韓日問題が持ち上がるたびに日本のテレビや新聞など、マスコミから、韓国人としてどう思うかと質問される。RYUは「日本で暮らすうちに日本人に対する固定観念が崩れた」という。韓国人の心の傷に対し、日本は政府レベルで成熟した姿勢を示すべきと指摘しながら、「両国民の間の見えない壁を崩すために、微力ながら力を尽くしたい。それが僕の役目」と語る。日本のマスコミに対しても、いつもそう答える。

3月に発表した童謡アルバムでは、韓国の童謡を日本に紹介した。『果樹園の道』『島の子供』『母よ姉よ』など、韓国語で歌った童謡6曲と、日本の童謡6曲を収録したアルバムのタイトルは、『おとぐすり』。日本のファンクラブの名前でもある。「RYUの歌声は心を癒してくれる薬」と、日本のファンたちがつけてくれた。8月には、レコード会社移籍後初のシングル『Dream Lover』と、3月から5月にかけて全国ツアーを行ったコンサートの模様を収録したDVDが発売される。

RYUは、日本の公演、音盤製作システムは、韓国よりも緻密で正確なものだと評価する。
「仕事をする上でのストレスはありません。スタッフも優秀で温かい人たちで、日本人だとか、特別な意識はしていません」と話す。韓日関係の話が出る度に、お互い照れくさい感じがするのだという。時々、1人暮らしをしている六本木のマンションに事務所のスタッフを招き、韓国料理パーティーを開き、料理の腕を披露することもある。

スケジュールがない時は、事務所に遊びに行ったり、家でゲームをしたり音楽を聴いたりして過ごす。日本はもう外国という感じはしないと言うRYUだが、やはり寂しさはあるようだ。
「23日が誕生日だったんですが、日本のファンがたくさんのプレゼントを贈ってくれました。今はプレゼントの整理に追われているので、寂しさも紛れていますけど」と笑う。

そんな寂しさを吹き飛ばすように、RYUは6日、国内で初めてのソロコンサートを行う。日本の企業が企画した<韓国冬ソナツアー>のメインイベントとして行われるもので、100人の観客招待に10万人の応募が殺到した。NTTの携帯電話向け無料動画配信サービスを通じ、生中継される。
「ファンの集いを開いたことはありますが、国内でのコンサートは初めてなので楽しみです。韓国では事務所に所属していないし、アルバムを発表する計画もないですが、必ず韓国でも認められる歌手になります」と、熱く語った。


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