釜山港を出発する「海洋2000号」=2日、釜山(聯合)
釜山港を出発する「海洋2000号」=2日、釜山(聯合)
国立海洋調査院所属の海洋調査船「海洋2000号」が、独島海域を含む東海の海流調査のため、2日午後10時30分ごろ釜山海洋警察埠頭から出航した。調査船は同日午後6時から調査に必要な装備などの積み込みを開始し、調査要員20人余りが乗船した。3日から17日にかけて、海流調査や、水温、塩分分布などを調査する予定だ。
 韓国政府は今回の調査について「わが国の排他的経済水域(EEZ)内で行われる正当な純粋科学目的の調査」と説明している。しかし、日本側は自国のEEZも調査対象に含まれているとして反発している。日本側は自国が主張するEEZ内に調査船が進入した場合には海上保安庁の巡視船を出動させ調査中止を求めるとしており、日韓の警備艇が海上でにらみ合いの状況になる可能性もある。

 一方、海洋警察庁は、調査船の移動経路を注視するとともに、鬱陵島~独島の中間線を越える海域からは警備艇2隻を動員して護衛に当たる考えだ。海洋警察庁関係者は「日本の巡視船との物理的衝突の可能性は薄いが、万一の事態に備え調査業務が円滑に行われるよう最大限支援する」と話している。

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