通信委員会は26日に行われた全体会議で、携帯電話端末機購入の際の補助金を違法に支給したSKテレコムら携帯キャリア4社に対し、732億ウォン規模の課徴金を賦課することを決定した。これは過去最大規模の課徴金となる。
 キャリア別では、SKテレコムが426億ウォン、KTフリーテル(KTF)が120億ウォン、LGテレコムが150億ウォン、KTリセールが36億ウォン。ただ、営業停止やマーケティング責任者に対する刑事告発などの処罰は行われなかった。

 今回は4月17日に改定された新たな課徴金算定基準が初めて適用された。3月27日から端末機に対する補助金が部分合法化されたが、依然として各事業者が自主的に定めた利用約款規定を違反し、違法な補助金を支給していることから、厳重な制裁を加えるに至ったと通信委員会は説明した。5月12日から実施した現場調査の結果、4社は平均11万ウォンの違法補助金を支給していたことが明らかになっている。特に番号ポータビリティー(持ち運び)制度導入に伴う新規加入者誘致の過程で、市場支配的事業者として違法行為を主導したSKテレコムには50%、違法行為に同調したLGテレコムには20%が過重負荷された。

 通信委員会は今後、通信市場に対する事前モニタリング・システムを強化し、企業の自主的規制順守を促していくとしている。

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