国防部は22日、米軍基地が移転される平沢の移転用地での基盤工事を来年5月に着手すると明らかにした。これで、2008年末までに計画されている移転作業がやや遅れる可能性も出てきた。
 国防部が臨時国会の国防委員会に報告した資料によると、9月から米軍基地移転先に対する環境影響評価と文化財試掘調査をスタートさせるとともに、施設総合計画書(マスタープラン)作りに取り組むとしている。また、10月からは事業管理会社も選定する。

 管理会社は基地移転に必要な契約、購買管理、設計管理、民間投資事業支援、施工管理などの業務を担当する。韓米両国による企業連合として構成され、現在、国内企業約30社と米国企業約10社が名乗りを上げている。

 施設設計や河川の氾濫(はんらん)に備えた作業は10月から始まり、合わせて5000億ウォンが投入される見通しだ。現在は費用分担をめぐり韓米の意見が対立している。12月から移転先にある各種の施設物を撤去し、来年5月からは基盤工事に着手する。

 国防部は、平沢への移転にかかる期間は9月に作成されるマスタープランで具体的に示すとしながらも、できるだけ2008年までに移転を完了するとした韓米合意事項を順守するとの立場を示した。

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