建設交通部が22日に民主党議員に提出した資料によると、昨年1年間に韓国領空で航空機衝突防止装置(ACAS)が作動した回数は14回、そのうち85.7%の12回が民間航空機と軍用機の間で発生した。また、ACAS作動回数は前年の10回を上回った。
 これは民間航空機の航路周辺に空軍の訓練場が多く、軍の航空機が訓練空域に向かう途中に民間空路を横切るためと分析される。ACASの作動地域は京畿道烏山市付近の上空が4回で最も多く、次いで光州付近が2回、済州空港付近が2回などとなっている。

 現行の航空法は航空機にACASを搭載するよう規定しているが、戦闘機など軍の航空機には搭載されていない。民主党の李洛淵(イ・ナクヨン)議員は「ACAS作動後にも誤作動などによる事後が起きないよう安全飛行対策が必要だ」と指摘している。

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