インタビューに答えるレバノンのフセイン・ラマル駐韓大使=21日、ソウル(聯合)
インタビューに答えるレバノンのフセイン・ラマル駐韓大使=21日、ソウル(聯合)
フセイン・ラマル駐韓レバノン大使は20日、韓国はアラブに対し韓国製品の市場という視点から関心を広げているが、同様に双方の文化交流にも関心を向けるべきだと指摘した。聯合ニュースのアラブ語サービス開始にあたり、インタビューに応じた。最近、レバノンに対しよい認識を持つ韓国人らが訪れているが、地理的問題もあり交流に持続性がないと懸念を示した。
 ラマル大使は両国の貿易現況について、韓国はレバノンからの輸入よりも輸出規模が大きいことを指摘、現在レバノンが韓国に輸出しているのはアルミニウムなど原材料程度だが、オリーブ油や手工芸品などを紹介するため努力していることを伝えた。

 この秋選出予定の新任国連事務総長に外交通商部の潘基文(パン・ギムン)長官が立候補していることについては、韓国に駐在するアラブ諸国の大使らは、潘長官が任務を遂行する能力を十分に備えた人物だと評価していると述べ、選出されれば韓国だけでなく、駐韓アラブ諸国大使たちにも自負心を与えてくれるだろうと期待を示した。また、先ごろの開城工業団地訪問にも言及した。韓民族が2つの国に分断されているという現実に大きな悲しみを感じたと述べ、平和的で外交的な方法で南北統一は必ず実現されなければならないと強調した。

 ラマル大使は「アラブ語ニュース配信開始は新たな創意的出発」と評価し、政治的なニュース以外にも一般行事、文化、観光地や文学書籍の紹介など多岐にわたりアラブ情報が提供されることを期待すると述べた。

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