大検察庁(最高検察庁に相当)中央捜査本部の蔡東旭(チェ・ドンウク)捜査企画官が16日午後、明らかにした。この事件に関わった人物数人については、監査院の要請で4月にすでに出国措置が取られているが、「ボス」格とされる李前長官への今回の出国措置は、何らかの手掛かりをつかんだためと推測される。李前長官は2003年の外換銀行売却当時、ローンスターの法律諮問を務める金・張法律事務所の顧問として在職していた。同法律事務所はローンスターが銀行法上、大株主の資格条件があるかなど法律的な問題を検討、アドバイスしていたとされる。
検察は監査結果が出次第、ローンスター事件の捜査に本格着手し、李前長官ら中心人物を順次呼び取り調べる予定だ。検察は前日、外換銀行ソウル漢南洞支店で李元長官の金融取引の明細などを確保するなど、金融界関係者の口座調査に乗り出している。
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