講演するベルコート司令官=16日、ソウル(聯合)
講演するベルコート司令官=16日、ソウル(聯合)
ベルコート在韓米軍第8軍司令官は16日、ソウル市内のホテルで開かれた韓米協会主催の講演会に出席し、北朝鮮のミサイル問題について「軍事的な問題というよりも政治的な問題だ。われわれは北朝鮮がミサイル発射の能力を保有しており、それがリスクになるという仮定を持っている」と強調した。北朝鮮のミサイル活動は、朝鮮半島内に限られたものではなく北東アジアや世界に影響を及ぼしかねないとの考えを示したもの。
 ベルコート司令官はまた、京畿道・梅香里の米軍実弾射撃場の代替地がなく訓練できない状態を解決できなければ韓国で空軍戦力を維持することは不可能だと述べた。その上で、在韓米軍地位協定(SOFA)では梅香里射撃場に代わる射撃場は韓国が提供することになっていると主張した。

 一方、環境汚染回復問題で在韓米軍基地の返還が遅れていることについては、在韓米軍は55年間にわたり、韓国内の基地で実質的な環境の危険がないよう最善を尽くしてきたと話し、韓米間の問題はうまく解決されるとの見方を示した。

Copyright 2006ⓒYONHAPNEWS. All rights reserved.

 0