朴洪根、共に民主党院内代表(画像提供:wowkorea)
朴洪根、共に民主党院内代表(画像提供:wowkorea)
共に民主党(野党)は‘検捜完剥(検察捜査権の完全剥奪)’の改正法律は有効との憲法裁判所の判断について歓迎し、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領の謝罪とハン・ドンフン(韓東勲)法務部長官の謝罪を要求した。

パク・ホングン(朴洪根)共に民主党院内代表は23日午後、記者懇談会を開き「憲法精神に起因し、国会立法権と検察改革立法趣旨を尊重した決定である。権力機関改革は時代的課題であり、国民の命令だった」と明らかにした。

朴院内代表は「尹錫悦大統領も憲法裁判所の判断を重く受け止めなければならない。傲慢(ごうまん)と独善から脱し、国民と国会を尊重してほしい」と述べた。

続いて「検察改革立法を無力化しようとした試みについて明確に謝罪し、ただちに不法施行令から原状回復することを願う」と伝えた。

また、法務部の韓東勲長官と検事たちが‘検捜完剥’法案は憲法上、検事の権限を剥奪したとして提起した権限争議審判についても「立法権に挑戦し、法治に反する無理な訴訟をした」と批判した。

憲法裁判所は当該権限争議審判に‘却下’の決定を下した。

朴院内代表は「韓長官は(審判を)請求しておいて、判断が出る前に不法施行令で検察の捜査範囲をすべて戻した。反憲法的な不法施行令で立法権を無力化し、三権分立を崩した」と指摘した。

また「韓長官は法治を揺さぶり、深刻な国家混乱を自ら招いた。今すぐ責任を取って、辞任することを促す」と明らかにした。

ただし「憲法裁判所で一部手続き上の問題を指摘し、国会議員の審議・表決権が侵害されたと述べたことは遺憾である」と付け加えた。

‘検捜完剥’の立法当時、国会法制司法委員長だったパク・グァンオン(朴洸瑥)共に民主党議員はフェイスブックを通じて「遅れたものの、憲法裁判所を通じて検察改革法案の適法性が認められた。憲法裁判所の決定を尊重する」と明らかにした。

さらに「国民の力は(与野党間で)合意した内容について司法的判断を求める自己否定の矛盾的行動まで見せた。国民の代表機関である立法府の権威を国民の力が自ら下げたことは非常に遺憾である」と指摘した。

当時、法制司法委員会の共に民主党幹事だったパク・ジュミン(朴柱民)議員はSNSで「韓長官がこれまでしてきた主張の論拠のほとんどが間違っているということだ。本日の憲法裁判所の決定で検察改革のための検・警捜査権調整法案が有効であることを最終的に確認した」と述べた。

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