27日、チョルラブクト(全羅北道)コチャン(高敞)警察署によると去る23日午後、高敞郡にある一軒家で死亡しているタイ出身の夫婦が発見された。近日中に火葬されると伝えられた。
警察関係者は「タイの外務省関係者と協議した結果、遺族が火葬を望んでいることから、そのように決定した」と説明した。
死亡したタイ人の夫婦はおよそ10年前、観光ビザで韓国に入国し、高敞郡に住むようになったという。違法滞在者となった2人は、韓国語を学びながら農作業や田植え作業などをして稼ぎ、母国=タイにいる家族に仕送りしていたと伝えられた。
警察によると、夫婦は寒さを避けて密閉した室内で火を起こしたことによる一酸化炭素中毒で死亡した。遺体発見時、室内には燃えた薪と火鉢が置かれ、遺体の血中一酸化炭素濃度は40%以上だった。また、2人が死亡したと推定される去る22日の高敞郡の最低気温はマイナス6.5度で、遺体が発見された23日の最低気温はマイナス2.6度だった。
近所の人は「2人がたとえ厳しい生活をしていたとしても、本人たちは誠実で夫婦仲がよかった」とし、「一生懸命に生活していたと思っていたが、このように無念の死を遂げることになり悲しい」と話した。
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