韓国野党“共に民主党”の李在明代表(左)と文在寅前大統領(画像提供:wowkorea)
韓国野党“共に民主党”の李在明代表(左)と文在寅前大統領(画像提供:wowkorea)
韓国野党“共に民主党”(民主党)のイ・ジェミョン(李在明)代表の最側近「7人会」所属のキム・ヨンジン議員は28日「今はイ代表だが、次はムン・ジェイン(文在寅)前大統領の番だと考える」として、民主党の「一致団結」を強調した。

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キム議員はこの日、韓国のラジオ番組に出演し、27日のイ代表に対する逮捕同意案の表決でかなりの “離脱票”が出たことについて「かつての民主党の歴史を振り返りながら、どのような方式で進むことがきちんとした民主党の道なのか、議員や支持者たちとともに考える必要がある」と主張した。

また「大統領選挙で勝利していれば、(国民たちと国会議員の)ため息と非難はなかっただろう。しかし選挙に負けたために『全ての責任はイ代表にある』とみる傾向がある。ただ、民主党の歴史をみなければならない」として、ノ・ムヒョン(廬武鉉)元大統領の事例を言及した。

キム議員は「2007年にイ・ミョンバク(李明博)大統領(当時)が当選した後、2008年の総選挙で “大統合民主新党”(共に民主党の前進)は以前の151議席から83議席へと議席数を大幅に失った。その後2009年の李明博政権下で検察の調査が始まり、ノ元大統領が結局この世を去ったという歴史が思い出される」とし「イ代表が拘束されれば、次の拘束対象は文前大統領になると考える」と懸念した。

圧倒的な「否決」を主張していた民主党指導部であったが、少なくとも31票以上の離脱票が党内から投じられたことにより党の混乱が加重されている状況について、キム議員は「(一部の)『反乱』という表現は少し度が過ぎている」と指摘した。

キム議員は「政治をみつめる観点の違いにより、(賛成票を投じた議員たちが)政治的な意思表現をしたものとみるべきだ」と語った。つづけて「政治には秘密がない」とし「政治的な選択と決定についてはそれなりの名分と原則があるため、私は充分に話し合われるだろうと思う」と付け加えた。

キム議員は、イ代表の去就について「イ代表がみずから判断するべきだと考える」とし「一言で、党憲(党の綱領)により77%の支持を得て選出された党の代表であるため、辞任は代表みずからが判断する政治的選択の問題で、『弾劾する』ということは(過去において)なかった」と語った。

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