乳製品企業大手の「ピングレ」は、「メロナ」などをはじめとするアイスクリーム7点と「スーパーコーン」などのアイスクリームの小売販売価格を1000ウォン(約105円)から1200ウォン(約126円)に20%値上げする。昨年3月に最大25%値上げしてから1年のことだ。他に「ロッテ製菓」の「スクリューバー」なども500ウォン(約52円)から600ウォン(約63円)に20%値上げした。
このような状況は他の加工商品でも同じだ。「ロッテ製菓」は、スティックタイプのチョコレート菓子「チョコペペロ」の価格を1500ウォン(約158円)から1700ウォン(約179円)に、クッキーの「マーガレット」の価格は3000ウォン(約315円)から3300ウォン(約347円)に値上げ。その代わり、ロッテ製菓は製品の一部の量を増やした。ガムの「XYLITOL」は87グラムから100グラムに増量して価格を5000ウォン(約526円)から6000ウォン(約631円)に、チョコパイの「モンシェル」は192グラムから204グラムに増やして価格を10%上げた。
スーパーマーケットで出会った40代の女性は「子どもたちはおやつが好きなので毎週買うが、今月(2月)から値上げされたので少し負担が大きい。子どもたちの食べるものまで財布のひもを締めなければならない悲しい状況だ」と吐露した。
また飲料製品の価格が引き上げられ、一人暮らしの負担はさらに大きくなった。「チェジュ(済州)開発公社」は1日、ミネラルウォーター「サムダス(三多水)」の出庫価格を平均9.8%上げた。国内のミネラルウォーター市場占有率1位の三多水の値上げは5年ぶりとなる。
自炊生活をしている就活生の20代の女性は「一人暮らし用の部屋の特性上、浄水器を置くのは難しいので三多水を主に買って飲んでいたが、今回値上げしたので節約しなければならない。就業準備をしている若者の立場では100ウォンや200ウォン(約10~20円)の値上げが非常に負担になる」と語った。
それ以外にもフランチャイズチェーンも値上げした。サンドウィッチブランドの「SUBWAY」は75種のメニューを値上げ。15センチのサンドウィッチは583ウォン(約61円)、30センチは982ウォン(約103円)上がる。「ロッテリア」も平均5.1%値上げし、代表的メニューのプルコギバーガーの単品価格は4500ウォン(約473円)から4700ウォン(約494円)になる。
この2社は昨年の夏にも値上げをしている。今回の価格調整に対しては原材料等の価格上昇と人件費などの収益的困難による避けられない選択だと主張している。
一方、上半期には酒類の価格も上がると予想されている。政府が4月からビールとマッコリに対する税金を前年比3.57%上げることを決定した。現在、首都圏の一般的な飲食店などでは瓶ビール1本が5000~7000ウォン(約526~736円)。しかし普通、酒類業者は政府の酒税引き上げ直後に価格を上げるため、上半期にはレストランや居酒屋で販売される価格にも影響を及ぼすことが予想される。
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