27日、自由アジア放送(RFA)報道によると、WHOは去る22日までの全世界新型コロナウイルス状況を扱った週間報告書で、「北朝鮮内の新型コロナウイルス発病に対する最新情報はこの報告書に含まれていない」と明らかにした。
最近、北朝鮮が「冬季呼吸器疾患」の事例が増加しているとし、平壌に25~29日に特別防疫期間を宣言したが、関連して国際機関に新型コロナウイルス感染症の事例を報告しなかったのだ。
これに先立ち前日、北朝鮮駐在ロシア大使館がSNSを通じて公開した北朝鮮外務省の通知文で、北朝鮮は25日午前0時から29日午前0時までの5日間、平壌全域に特別伝染病防止期間を設定した。このため、平壌住民はもちろん、大使館の人員と車両移動も制限される。
世界保健機関の新型コロナウイルス関連技術責任者であるマリア・ファン・ケルクホーフェ博士は昨年8月に開かれたテレビ記者会見で「北朝鮮の新型コロナウイルス状況について非常に制限された情報だけを持っている」と主張した。
北朝鮮は昨年5月、新型コロナウイルス発病事実を公式に認めてから約3か月後の8月、新型コロナウイルス事態終息を宣言していた。ただ、現在まで北朝鮮のいかなる官営メディアからも平壌封鎖令などの報道は出ていない。
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