「地方経済」を強調した北朝鮮…「地方党幹部が責任を果たせていない」と指摘

北朝鮮は「地方経済の発展」を強調し、幹部たちの努力を求めた。

23日、韓国の通信社“聯合ニュース”によると、朝鮮労働党機関紙“労働新聞”は “道・市・郡の党責任者（幹部）たちは、地方経済に全面的責任をもち引き上げていこう”というタイトルの記事で「前代未聞の難関を突破し社会主義の全面的発展を成し遂げようとするなら、すべての道・市・郡が地域の経済発展を不断に加速化させなければならない」と伝えた。

つづけて「しかし現実態をみてみると、全般的に地方経済が声をあげ立ち上がることができず、道・市・郡ごとの格差もひどい」とし「これは、それら地域の政治的参謀部である道・市・郡の党委員会、特に党責任者たちが主人としての責任を円満に果たせずにいることが原因だ」と指摘した。

つづけて「道・市・郡の党責任者たちは『地方経済の発展であり、自分たちの忠誠心と人民観・実力の表れであり、いまやこれ以上退く場も退く権利もない』という非常な覚悟をもって、ここに死活をかけなければならない」と強調した。

これは「5か年計画の3年目に入った北朝鮮が、農村開発と地域経済の発展に力を注いでいるが、期待ほどの成果を収めることができないため、幹部たちの努力を責め立てたものだ」とみられる。