3か月連続で中国にトップを明け渡した韓国の造船3社、高付加価値船の受注は持続=韓国(画像提供:wowkorea)
3か月連続で中国にトップを明け渡した韓国の造船3社、高付加価値船の受注は持続=韓国(画像提供:wowkorea)
英調査会社クラークソンリサーチによると、中国は昨年12月、世界の船舶発注量のうち124万CGT(標準貨物船換算トン数、35隻)を受注して、市場シェア75%を記録した。10月と11月に続き、船舶受注量で1位となった。韓国は34万CGT(8隻)でシェアを21%とし、2位につけた。

韓国は2020年まで3年連続で市場シェア1位だったが、自国からの受注が追い風となった中国が、昨年から優勢となっていた。韓国は高付加価値船のLNG(液化天然ガス)運搬船へ、また中国はバルク船や小型コンテナ船などへ、受注する船種が二分化したもようだ。

昨年12月12月までの世界の合計発注量は4278万CGTで、前年同期(5330万CGT)に比べ1052万CGT(20%)減少した。景気停滞のほか、前年に船舶の発注が大きく増えた反動などが影響したと考えられる。

12月までに韓国は計1627万CGT(289隻)を受注し、世界の船舶発注量の38%を占めた。中国は2082万CGT(728隻)を受注し、市場シェアを49%とした。

12月末時点における、世界の受注残は前月比48万CGT減の1億814万CGTで、うち韓国は3750万CGT(35%)、中国は4788万CGT(44%)となった。11月と比べると、韓国と中国ともに0.2%ずつ増えた。前年同期比では、韓国は25%、中国は15%、増加した。

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