羅卿瑗、元議員(画像提供:wowkorea)
羅卿瑗、元議員(画像提供:wowkorea)
ナ・ギョンウォン(羅卿瑗)元議員が少子高齢社会委員会副委員長職に対する辞意を表明し、‘国民の力(与党)党代表出馬’を示唆した。親ユン・ソギョル(尹錫悦)議員たちが「ユ・スンミン(劉承旼)元議員、イ・ジュンソク(李俊錫)前代表の道を行くのか」ということまで言って不出馬を圧迫する中、‘マイウェイ’を選んだ。世論調査1位を走る羅元議員の出馬が親尹性向の票心の分裂をもたらすか注目される。

10日、政界によると、羅元議員はこの日、キム・デギ(金大棋)大統領室秘書室長を通じて「大統領にご心配をおかけしました」と述べ、尹錫悦大統領に辞意を表明したという。

羅元議員の辞意表明は事実上、‘党代表出馬’宣言と解釈される。羅元議員側はヘラルド経済との電話インタビューで「大勢の前に党代表出馬宣言をする予定だ。早ければ来週、旧正月連休(1月21~24日)前に出馬を宣言した後、候補登録まで終えるのではないかと思う」と述べた。

羅元議員は出馬宣言まで党代表挑戦についての言葉を慎むものと見られる。大統領直属委員会の職を辞めて全党大会に出るため、世論の逆風に当たらないためには慎重でなければならないとの判断である。関係者によると羅元議員側は現在、選挙キャンプ事務所を調べるなど、実務作業に拍車をかけている。

大統領室と国民の力の‘同時圧迫’はむしろ羅元議員が‘決心’を固めたとの解釈が出ている。国民の力の初当選議員は「1週間で羅元議員に対する党内外の『追い込み』強度が激しかったのは事実だ。羅元議員を叩こうとしたのに、むしろ気持ちを強めた格好だ」と指摘した。羅元議員側の関係者も「大統領室では羅元議員に退路さえ作らず、強く圧迫した。党代表に出馬をせざるを得ない」と述べた。

これに先立ち、チュ・ホヨン(朱豪英)国民の力院内代表はこの日、院内対策会議後に記者たちと会い「党職に挑戦するためには政府職は整理しなければならないのではないかというのが私の普段の所信である」として羅元議員を攻撃した。

‘尹心’がキム・ギヒョン議員に集中したというのが大勢の意見である中、キム議員を支持する親尹系議員たちは羅元議員に‘非尹’フレームをかぶせて牽制を続けるものと見られる。羅元議員が尹大統領の交通整理を拒否したとの点を挙げ、親尹性向の票心を守ろうとする戦略だ。‘キム・ギヒョン大勢論’の中、羅元議員が党内勢力を確保するのは難しいとの観測も出ている。

親尹系最高委員候補に挙がっているキム・ジョンジェ(金汀才)議員は前日、SBSのテレビ番組‘チュ・ヨンジン(朱泳鎮)のニュースブリーフィング’に出演し「(羅元議員が)もしも、このようなやり方で政府に反して本人の政治をするということは、以前の『劉承旼元議員の道』ではないか。政府の政策の足並みを乱して自己主張をするというのは、李俊錫前代表の事例の時にも見た」と明らかにした。

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