両社は今回の提携を通じて、LGCが廃タイヤから生産するカーボンブラック「GCB(Green Carbon Black)」が、化石燃料を使用する既存のカーボンブラックを一部代替できるよう、製品の共同開発に乗り出す。今回のMOUはLDCにとって、韓国内外を問わずタイヤメーカーと締結した初の事例となっている。
LDCは自社が保有する特許技術をもとに、廃タイヤを無酸素状態で熱分解し、ここから発生した残さ物を活用してカーボンブラックを生産。韓国内外のタイヤおよびゴム製品メーカーに供給している。
LDCと住友ゴム工業は、カーボンブラック製品「GCB-774G」「GCB-600」シリーズを共同で事業化し、既存のカーボンブラック(N660)をそれぞれ20~70%代替することを目標としている。また廃タイヤをリサイクルした熱分解油に関する、さまざまな事業化も進める。両社が2026年までに目指す年間生産量は、GCBが3500トン、熱分解油が4000トンとなる。
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