韓国の劇的な”16強進出”、W杯効果で流通業界は「ブラジル戦も期待大」

サッカー韓国代表がポルトガルに逆転で勝利し、「2022カタールワールドカップ」ベスト16進出を決めると週末夜の流通業界では売り上げが急激に伸びた。これに、コンビニエンスストアなど流通業界はひと足先に特需を期待してさまざまなイベントを企画している。

　5日、韓国の流通業界によると、ポルトガル戦がおこなわれた去る2日、韓国国内の主要コンビニエンスストアの売り上げは最大で2倍に伸びた。「GS25」の全体売り上げは、ワールドカップ開幕前の11月18日と比較して11.3%増加した。特に、アルコール＆おつまみ類は3ケタの増加率を見せている。ビールが121.3%の増加、チキンやおつまみ、冷凍簡易食品もそれぞれ 124.7%、99.0%、96.7%増加した。コンビニエンスストアの「CU」も同様だ。ビールは155.2%、チキンやおつまみ類はそれぞれ193.2%、161.3%の売り上げ増加を記録した。

　熱いワールドカップブームを受けて、流通業界は「ベスト16進出祝福＆ベスト8進出祈願」のイベントを開始。日本時間（韓国時間同じ）6日午前4時におこなわれる「2022カタールワールドカップ」16強戦＝ブラジル戦を見据えたイベントをスタートした。

　コンビニエンスストアの「CU」は5日と6日、ビール4本セット（1万1000ウォン/約1200円）を1万ウォン（約1000円）に割引セールする。また、「セブンイレブン」はモバイルアプリで「韓国チーム得点モバイル商品券特価プロモーション」を展開。韓国がゴールを決めると、得点に応じて6%から最大15%までモバイル商品券を試合終了後3日間、割引で販売するイベントだ。