12年ぶりにW杯16強…奇跡のような夜に光化門広場は興奮のるつぼに包まれる = 韓国(画像提供:wowkorea)
12年ぶりにW杯16強…奇跡のような夜に光化門広場は興奮のるつぼに包まれる = 韓国(画像提供:wowkorea)
3日未明、12年ぶりのW杯ベスト16入りという奇跡のような出来事が起き、ソウルのクァンファムン(光化門)広場では「赤い悪魔」と呼ばれるサポーターが歓声を上げ、狂喜乱舞していた。

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「大韓民国」を連呼して価値ある勝利の喜びを共にしたサポーターは、韓国サッカー代表チームがポルトガルに勝利した後も、決勝トーナメント進出のかかったガーナとウルグアイ戦の試合を手に汗握り見守った末に決勝トーナメント進出が確定した瞬間、抱き合いながら歓声を上げた。

 3日、午前0時から始まった2022カタールW杯の1次予選H組第3戦を応援するため、前日午後から光化門広場には赤い悪魔が続々と集結した。マイナス1℃、体感温度はマイナス4℃という寒さにもかかわらず主催発表で3万人の市民が集まり、祈るような思い出で早い時間から熱い応援をしていた。

 サポーターは寒波に備え、厚手のロングダウンと帽子、マフラー、手袋など、完全防備で、試合開始5分にポルトガルの先制ゴールが決まるとため息をつき、頭を抱えた。しかし、前半27分、韓国の同点ゴールが決まると、雰囲気は一変し、飛び上がり喜びを爆発させた。

 一部のサポーターは前半戦が同点で終わると、ロングダウンを脱ぎ捨て、マフラー、手袋も外し始めた。「暑い、燃えてきたぜ」という声や「勝てる、勝てるぞ」と叫んでいる人もみられた。

 カン氏(31)は、「前半だけ見て帰ろうと思ったが、いざ試合を見ると、韓国もやれるんだという意地というか希望が見えた。人混みをかき分けて舞台近くまで来たので(笑)後半も見ていく」と上気した顔で話した。

 運命の後半戦、サポーターは「1点、1点だけ」と呪文を唱えるように試合を見守った。後半46分、ソン・フミン(孫興民)がドリブルをしかけ、パスを受けたファン・ヒチャンがゴールを決めると、サポーターは一斉に立ち上がり、飛び跳ねながら歓声を上げ、喜びを爆発させた。中には涙を流す人もいた。その後、試合終了を告げるホイッスルが響き、沸き起こった歓声はしばらくして「落ち着け」という声に変わった。まだ試合が終了してないガーナとウルグアイ戦の結果次第で、ベスト16入りのチケットを逃す可能性があったからだ。

 赤い悪魔の応援はあっという間に韓国からガーナに変わった。太極旗を振りながら「ガーナ!ガーナ!ガーナ!」と連呼し、0対2でリードされていたガーナを応援し、韓国がウルグアイに得失点差で逆転されないことを祈った。ガーナとウルグアイ戦が0対2のまま終了し、韓国の決勝トーナメント進出が確定すると、赤い悪魔の歓声はピークに達した。
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