きょう(29日)で「核武力完成」5周年、北朝鮮の動向に注視(画像提供:wowkorea)
きょう(29日)で「核武力完成」5周年、北朝鮮の動向に注視(画像提供:wowkorea)
北朝鮮がきょう(11月29日)、「核武力の完成」宣言から5周年を迎えるため「核実験を敢行する可能性がある」と予想されるなか、韓国当局は北朝鮮の動向を注視している。

 北朝鮮は通常、「整周年」(5年・10年単位で迎える年)に大きな意味を置いているため、11月29日は5周年を記念して「重大な挑発」を強行する可能性があると注目される。

 韓国政府は北朝鮮の動向を鋭意注視しているが、現時点では「特別な兆候は見られていない」と明かした。

 北朝鮮は2017年11月29日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」の試験発射に成功した後、「核武力の完成」を宣言。よって、2022年11月29日は、核武力完成を宣言してから5年となる日だ。ことし初めから続いている挑発の”ゴール”として第7次核実験、ICBM正常角度(30〜45度)発射を強行する可能性も排除できない。

 北朝鮮の核実験の可能性はことし5〜6月、プンゲリ(豊渓里)核実験場の3番坑道復旧を終えてから何度も提起されてきた。米韓当局は、北朝鮮が核実験を実施する際に必要な準備を「すべて終えた」と評価している。

 北朝鮮による新たな武力挑発について、北朝鮮大学院大学のヤン・ムジン教授は「中短距離弾道ミサイル発射程度が予想される」とし、「核実験は最後のカードであり、その時期を慎重に検討しているはずだ」と言及。

 韓国国家戦略研究院のムン・ソンムク統一戦略センター長は「北朝鮮は誰も予想できない時点で突然挑発し、その効果を極大化するだろう」としたうえで、「核実験をするかどうかに関係なく、北朝鮮はすでに核力量を高度化したため、それを前提に米韓当局は対応しなければならない」と明かした。

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