底が見えない住宅価格下落「マンション価格が半分に」=韓国(画像提供:wowkorea)
底が見えない住宅価格下落「マンション価格が半分に」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国の住宅価格の底が見えない。 1年も経たず、マンション価格が半分になったところまで出ている。

1日、韓国不動産院によると、11月第4週の全国マンション価格は、1週間前より平均0.56%下落した。2012年不動産院が週間単位調査を始めて以来、最大の下落幅だ。不動産院の調査で、全国のマンション価格は10週連続史上最大落幅を更新している。先週調査(-0.50%)と比較しても下落率が0.06%ポイント(p)大きくなった。

アパート価格下落傾向は、地域問わず現れている。全国176の市・郡・区のうち173か所で先週よりマンション価格が下がった。マンション価格が上がったのは2か所だけだ。

ソウルのマンション価格も0.56%下落し、史上最大落幅を更新した。最も下げ幅の大きいドボン(道峰)区(-0.99%)は一週間で大幅に落ちた。ノウォン(蘆原)区(-0.95%)とカンブク(江北)区(-0.87%)、ソンブク(城北)区(-0.70%)などでも下落傾向が目立った。

キョンギ(京畿)・インチョン(仁川)のマンション価格はそれぞれ0.71%、0.94%下がった。クァンミョン(光明)市(1.46%)と、コヤン(高陽)市ドクヤン(徳陽)区(-1.42%)、ウィワン(儀旺)市(-1.19%)などが下落傾向を主導した。

非首都圏のマンション価格は0.43%下落した。ド(道)地域で0.32%、広域市地域で0.54%下がった。セジョン(世宗、-0.77%)とテジョン(大田、-0.62%)、テグ(大邱、-0.57%)、ウルサン(蔚山、-0.56%)など、チュンチョン(忠清)・ヨンナム(嶺南)圏で下落傾向が目立った。

マンション価格の急落は実取引価でも明らかになる。仁川研修区ソンド(松島)洞「ザ・ショップ松島マリーナベイ」専用面積84平米は、先月6億ウォン(約6256万円)で売買された。ことし2月に記録した最高価格(12億4500万ウォン、約1億2983万円)と比べると、9か月ぶりに半分以上下落したわけだ。昨年だけでも7億8500万ウォン(約8200万円)まで下がっていた道峰区チャン(倉)洞の団地、専用49平米も先月5億5000万ウォン(約5742万円)で売れ、30%下落した。

不動産院は「続く基準金利引き上げ基調と不動産価格の下落長期化に対する予想として、様子見の傾向が続き、売手・買手者間の価格認識の差により、急ぎで売り渡すことだけが断続的に取引されるなど下落傾向が持続し、下落幅が拡大している」と説明した。

チョンセ(保証金としてまとまったお金を預ける賃貸制度)市場も状況は似ている。今週の全国マンションのチョンセ価格は前週比平均0.59%下落した。やはり史上最大落幅だ。チョンセ貸付金利の負担で需要が家賃に移り、物件が滞積しているためだ。入居件数が多い仁川(-1.05%)では、チョンセ価格が1%以上下落した。ソウル市マンションのチョンセ価格も城北区(-1.19%)と、ソチョ(瑞草)区・ソデムン(西大門)区(各-1.10%)を中心に0.89%落ちた。

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