29日(現地時間)ロイター通信によると、ジェームス・クレバリー英国外務省長官は、北大西洋条約機構(NATO・NATO)外務長官会議が開かれているルーマニア・ブカレストで記者らと出会い、BBC記者暴行事件について「駐英国中国大使を呼び出した」とし「メディアの自由を守ることは非常に重要だ」と明らかにした。
クレバリー長官はこれに続き「これは英国信念に非常に核心的なもの」とし「記者たちが攻撃の恐れなく、自身の仕事を全うするということは、非常に重要だ」と強調した。
今回の事件は、中国と英国間の外交的緊張感を高めているという分析だ。中国側は英国の記者が身分を明らかにしなかったためと反論した。
鄭沢光駐英国中国大使は同日ホームページで声明を出し「BBC記者が当時警察に身分を明らかにせず、法執行に応じなかった」とし「警察は強制連行し、必要な身元照会をして解放するなど、関連手続きを法枠内で進行した」と主張した。
それと共に「この記者が中国警察によって“逮捕と暴行”されたという英国側の主張は、完全に事実を歪曲(わいきょく)して悪意的に誹謗(ひぼう)した」と否定した。
鄭大使は「外信記者は、中国で法に基づき新聞報道権利を享受しながら、同時に中国法規を遵守しなければならない」とし「取材および報道をするときは、記者証をあらかじめ提示しなければならず、記者身分に相当しない活動はしてはならない」とも述べた。
一方、英国外交部は、先月にもイングランド西北部マンチェスターにある中国領事館の前で反中デモを行っていた30代男性が領事館に連行、暴行された事件に関連し、中国大使代理を呼び出したことがある。
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