韓国の新型コロナ新規感染者は「6万人台」を記録した(画像提供:wowkorea)
韓国の新型コロナ新規感染者は「6万人台」を記録した(画像提供:wowkorea)
韓国の新型コロナウイルスによる新規感染者が「6万人台」に減少した。新規感染者が7万人を上回っていた1週間前より2900人近く減ったが、重症患者は12日連続で「400人台」を記録している。韓国政府は「新型コロナの感染者増加の勢いは弱まったが、重症患者と死者は高い水準だ」として、ワクチン接種の重要性を強調した。

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中央防疫対策本部は「30日の午前0時基準で、一日の新規感染者が6万7415人発生した」と明らかにした。この日の発表値は前日より4061人(5.6%)減少し、1週間前(23日)より2891人(4.1%)減少した数値である。

入院中の重症患者は前日より19人減少した472人で、12日間「400人台」が続いている。

一方、重症患者の病床稼働率は、29日午後5時基準で32.9%を記録した。ただプサン(釜山)市の重症患者病床稼働率は57.5%を記録するなど、一部の地域では病床確保が急がれる状況である。

このような状況に、韓国政府はあらためてワクチン接種を強調した。

イ・サンミン(李祥敏)行政安全相(中央災難安全対策本部第2次長)は、この日の会議の冒頭発言で「今週に入り感染者の増加の勢いは弱まっているが、感染再生産指数は6週連続で1を上回っている」とし「重症患者は増え続け、死者数もこの1週間一日平均40人台を維持している」と説明した。つづけて「今回の再流行の最後の峠を無事に越えるためには、ワクチン接種が何よりも重要だ」と強調した。

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