GWバイテックが韓国人の神経膠腫の遺伝子変異を発見、国際的な学術サイトで紹介=韓国(画像提供:wowkorea)
GWバイテックが韓国人の神経膠腫の遺伝子変異を発見、国際的な学術サイトで紹介=韓国(画像提供:wowkorea)
生命工学企業の「GWバイテック」が昨年6月から韓国研究財団による理工分野の基礎研究事業として進めてきた「脳腫瘍の発症リスク予測マーカーの開発研究」において、韓国人の神経膠腫(こうしゅ)の患者と、上皮細胞増殖因子受容体(EGFR)の遺伝子変異の関連性を発見したと18日、発表した。

同社や大学教授などで構成される研究チームによる「韓国人の神経膠腫と関連するEGFの遺伝子変異の発見」というタイトルの論文が、英ネイチャー・リサーチによる国際的な学術サイト「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。ここで上皮細胞増殖因子を検知する受容体、EGFRにおける韓国人特有の変化が神経膠腫と関連するという事実を明かしている。

論文によると研究陣は神経膠腫の発症リスクと関連する変異を探るため、神経膠腫患者324人、健康体の人480人、計804人のDNAを対象に、EGFR遺伝子との関係性を分析した。結果、EGFRの遺伝子変異が韓国人の神経膠腫患者と関連することが確認できた。

研究チームの関係者は「今回確認された遺伝子変異は、ヨーロッパ人からは報告されていない新しい変異。ヨーロッパ人と韓国人の神経膠腫と関連するEGFRの遺伝子変異は互いに異なるが、それは変異の頻度などが異なるためと分析した」と話した。

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