北朝鮮軍による公務員射殺事件を捜査中の検察、「韓国前国防相の削除指示情報の件数・内容を特定」=韓国(画像提供:wowkorea)
北朝鮮軍による公務員射殺事件を捜査中の検察、「韓国前国防相の削除指示情報の件数・内容を特定」=韓国(画像提供:wowkorea)
北朝鮮軍による公務員射殺事件を捜査中の検察が最近、釈放されたソ・ウク(徐旭)前国防部(部は省に相当)長官の軍事機密の削除件数と内容を特定した。具体的な容疑事実に関する使用を確保しただけに起訴に問題はないとの立場だ。

 ソウル中央地検は近く徐前長官を起訴する方針だ。徐前長官は2020年9月23日、海洋水産部公務員のイ・・デジュン氏が自ら越北したという判断に反する軍事機密関連の報告書を軍事情報統合処理体系(MIMS)から削除するよう指示した疑いなどをもたれている。

 徐前長官は拘束捜査を受けてきたが、去る8日、裁判所が徐前長官が申請した拘束適否審を認めて釈放した。検察の関係者は「容疑疎明部分で判断を異にしたとは思わない」とし「徐前長官を起訴するのに大きな問題はなさそうだ」と述べた。それと共に「拘束令状執行後、追加捜査などを通じて事情変更があったと裁判所が判断したと理解している」と付け加えた。

 徐前長官と共に拘束されていたキム・ホンヒ(金洪熙)前海洋警察庁長も前日、裁判所に拘束適否審を申請した。ソウル中央地裁は同日午後2時40分から、金前庁長の拘束適否審査を行っている。裁判所は審査手続きが終わった時点から24時間以内に認めるかどうかを決めなければならない。金前庁長はイ氏が自主的に越北したと発表した海洋警察捜査の総責任者で、職権乱用と虚偽公文書作成の疑いをもたれている。

 なお、同事件を捜査中の検察は去る9月1日からこの日まで大統領記録館を家宅捜索中だ。

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