ワクチン接種した女子大生、12日後に死亡… 専門家の非公開文書には=韓国(画像提供:wowkorea)
ワクチン接種した女子大生、12日後に死亡… 専門家の非公開文書には=韓国(画像提供:wowkorea)
昨年、韓国チェジュ(済州)でモデルナのワクチンを接種して12日後に死亡した20代女子大生に対する専門学会の意見が盛り込まれた非公開文書が公開された。当局は当初、ワクチンとの関連性を認めなかったが、非公開文書によると因果性を排除できないという分析だ。

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 5日、SBSによると、昨年7月、20代のイ・ユビンさんはモデルナのワクチンを接種し、12日後に脳出血で死亡した。イさんの死亡にワクチンとの因果性を初めて提起したのは主治医と疫学調査官だった。

 しかし、遺族が因果性論議を知ったのは、すでに火葬を終えた時だった。解剖の機会を失った遺族は、この時から疾病管理庁専門委員会との孤独な戦いを始めたという。

 専門委員会は3回の会議でワクチンとは関係ないという結論を出し、最後に外部学会に諮問を任せた。当時、4つの専門学会はそれぞれ公式的な立場を出したが、神経外科学会と診断免疫学会は「意見なし」すなわち中立的な結論を出した。

 韓国血栓止血学会は、ワクチンとの関連の可能性がないとし、脳出血の発生原因としてリウマチ疾患を疑った。しかし、大韓リウマチ学会は、リウマチを患った可能性は低いとし、ワクチンが脳出血を起こした可能性を提起した。

 これに対して初めてイさんのワクチン因果性を主張した済州道疫学調査官は「因果性が低いと決定するためには、他の原因である可能性がより高いということを立証しなければならない」とし「しかし専門家委員は『私たちはそれについて説明する義務がない』と話した」とSBSに明らかにした。

 現在まで疾病庁の専門家委員らは、イさんの死亡原因について回答せず、ワクチンとの関連性について沈黙しているという。

 ワクチン接種後に死亡報告された人は1925人、このうち因果性を認められた人は8人だけだ。イさんの父親はSBSとのインタビューで「『すべての立証は被害者がしろ』ということだ」とし「だから被害者たちはこの自分の生活基盤を全て放棄し、ここにしがみつくしかない」と訴えた。
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