昨年の中退者が330人で過去最多...「医学部・薬学部を念頭」=韓国ソウル大学校(画像提供:wowkorea)
昨年の中退者が330人で過去最多...「医学部・薬学部を念頭」=韓国ソウル大学校(画像提供:wowkorea)
昨年、韓国のソウル大学校で中退した学生が330人となり、集計開始以来の最多を記録した。

21日、国会教育委員会のムン・ジョンボク共に民主党議員がソウル大学校から受け取った資料によると、昨年における同大学の中退者は330人となり、2012年(120人)に比べて2.75倍増加した。2019年に193人を記録した後、新型コロナウイルスの流行が本格的に始まった2020年は264人を記録し、昨年は330人で集計開始以来の最多を記録した。

最近10年間の学年別中退者の現況を見ると、中退者は計1990人にのぼり、1年生1070人(53.8%)、2年生483人(24.3%)、3年生303人(15.2%)、4年生以上は134人(6.8%)を記録した。学部別中退者の現況を見ると、工学部551人(27.7%)、農生命科学部489人(24.6%)、自然科学部270人(13.6%)で、理工系の学科が全体の65.8%を占めた。

同議員は、ほとんどの中退者が医学部・薬学部への進学を念頭に置いて決定したものと判断し、今後医学部の増員と薬学部への転部が実施されれば、さらにこのような現象が深刻化するものと予想した。実際に、ソウル大学校の医・薬学部の最近10年間における中退者は16人で、中退者全体の0.8%に過ぎなかった。

同議員は「理工系学科の中退者の急増は、科学技術発展の根幹を弱化させる重大な事案だ」とし「ソウル大学校はもちろん、教育部(日本の文部科学省に相当)など汎政府レベルの対策が急がれる」と主張した。
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