15日に行われた光復節の記念式典で演説する尹大統領=(聯合ニュース)
15日に行われた光復節の記念式典で演説する尹大統領=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の崔泳杉(チェ・ヨンサム)報道官は16日の定例会見で、北朝鮮の非核化に向けたロードマップ「大胆な構想」について、「構想策定の全過程で米国と緊密に調整し、中国、日本など主要国とも事前に意思疎通をしてきた」とし、同構想の目標や原則、大まかな方向性については米国との協議を終え、今後の履行過程でも米国と緊密に調整すると述べた。 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)の演説で掲げた同構想は、北朝鮮の非核化措置に合わせ経済支援を行うもので、北朝鮮が実質的な非核化に転じた場合の韓国の対応として大規模な食糧供給プログラムや発電・送配電インフラ支援など六つの経済協力事業が示された。 韓米は外相会談や北朝鮮担当高官による協議を通じて同構想について協議を重ねてきた。 崔氏によると、この過程で米国側は韓国の方針を支持し、両国は朝鮮半島の非核化のための協力を続けていくことを確認した。 北朝鮮に対する制裁を緩和することに対する米国の反応についても、「反応は違わない」と説明した。 崔氏はまた「(制裁緩和ではなく)いわゆる『部分的免除』と表現する」とし、「このような具体的な方策についても韓米両国が朝鮮半島の非核化という共通した目標のもとで今後、手続きごとに緊密に意思疎通して協調していく方針」と説明した。 政府は「大胆な構想」を履行する過程において、必要に応じて国連の対北朝鮮制裁の部分的免除も推進するという方針を示している。
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