梁山市の私邸前で支持者集会に向かって手を振る文在寅前大統領(画像提供:wowkorea)
梁山市の私邸前で支持者集会に向かって手を振る文在寅前大統領(画像提供:wowkorea)
ムン・ジェイン(文在寅)前大統領が8月1日から夏季休暇に入ることが分かった。

30日、文前大統領の私邸があるキョンサンナムド(慶尚南道)ヤンサン(梁山)市の秘書室は文前大統領の公式フェイスブックを通じて「文前大統領は月曜日から数日間夏季休暇を取る予定」とし、「デモをする方々、遠くから訪ねてくる方々は知っておいてください」と明らかにした。

8月1日はユン・ソギョル(尹錫悦)大統領の夏季休暇の開始日でもある。これに先立ち大統領室の関係者は、「尹大統領が8月1日から5日まで夏季休暇に入る」と明らかにしていた。

大統領室の関係者は29日の記者会見で「休暇中に尹大統領は休息を取り、今後の国政運営について構想しながら時間を過ごす」とし、「大統領就任後、これまで厳しい日程を消化してきた。今回の休暇が大統領にとって再充電する貴重な時間になるものとみられる」と述べた。

このため、文前大統領と尹大統領は偶然にも同じ日程で夏季休暇を過ごすことになった。

一方で、ヤンサン(梁山)市ピョンサン(平山)村の秘書室は文前大統領の夏季休暇の日程を知らせる案内文とともに、平山村の私邸前でのデモについて、集会の自粛を要請する垂れ幕写真を掲載した。この垂れ幕には私邸の近隣住民たちの姿とともに「私たちの平和と日常を返してください」という文章が書かれている。

文前大統領の私邸前でのデモは2か月近く行われている。彼らは車両に取り付けられたスピーカーで国民教育憲章、賛美歌、軍歌、葬送曲などを流し、拡声器を使ってシュプレヒコールをあげるなどの活動を続けている。

警察は一部の極右団体の集会延長申請を許可しないなど、デモの遮断に注力しているが、住民たちは依然デモによる被害を訴えている。連日のデモに耐えかねたある住民は大型スピーカーを設置して、お経の音声を流して対抗し、また一部の文前大統領の支持者たちは沈黙集会を開くなどしている。
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