倫理委員会による懲戒は、低い方から警告、党員権(資格)の停止、離党勧告、除名の四つがある。李氏が党員権停止以上の懲戒処分を受ければ、代表職の遂行は難しいとの見方もある。与党代表としてのモラルも厳しく問われることになる。
懲戒処分を受けない場合、李氏はこれまで推し進めてきた党改革を加速することができる一方、党内の主流である尹錫悦(ユン・ソクヨル)支持グループとの対立は鮮明となるとみられる。
倫理委員会は先月22日にも開かれたが、李氏の扱いについては判断を見送った。だが結論を先延ばしにすればそれだけ党の内紛が深刻化し、支持率にも悪影響を及ぼすことから、今回は結論を出すとの見方が大勢を占める。一方で慎重を期す必要があるという意見も少なくなく、再び先送りされる可能性も残っている。
李氏側は疑惑の一切を否定し、正面突破を図る構えを見せている。
李氏は昨年6月、36歳の若さで党代表に選出された。来年6月まで任期を残している。
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