尹錫悦大統領、民生経済危機対策として委員会削減、コスト削減に乗り出す=韓国(画像提供:wowkorea)
尹錫悦大統領、民生経済危機対策として委員会削減、コスト削減に乗り出す=韓国(画像提供:wowkorea)
ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領が民生経済危機を克服するための対策を打ち出した。大統領および政府省庁所属委員会を果敢に整理し、毎週非常経済会議を主宰することとなった。物価急騰、金利引き上げなど経済に対する憂慮が大統領支持率下落につながるという判断でユン大統領が直接乗り出す。

5日、大統領室によると、省庁所属委員会は30~50%、大統領所属委員会は60~70%相当減少する予定だ。相当数の委員会が形式的に運営されており、予算が浪費される「高コスト非効率」状態だと指摘されている。

大統領室関係者は「大統領所属委員会から整理するという計画を立て、4つの基準に従って果敢に整備を推進することにした」と発表した。

4つの基準では、ずさんで形式的に運営される委員会は廃止、省庁業務を遂行する大統領所属委員会は廃止して省庁内へ再編成、類似委員会や特徴を変えるべき委員会などは統合または転換、必要性が認められる場合は最小限に維持し、残りは首相所属に移管するなどだ。

現在、韓国政府所属委員会は629で、このうち大統領所属委員会が20、首相所属が60、残りの549が各省庁所属となっている。特に大統領所属委員会の場合、年平均33億ウォンの(約3億4000万円)予算を使うが、2019~2021年で大統領が直接主宰した委員会会議がほとんどないほど有名無実状態だった。

閣議でも、ユン大統領が委員会の削減に言及し、強力な意志を明らかにした。ユン大統領は国務委員たちに「まず大統領所属委員会から果敢に整備して予算を節減し、行政効率性を高める一方、責任行政の基礎を築く。各省庁でも委員会の整備に積極的に取り組んでくださるようお願いする」と述べた。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 82