民主労総集会に6万人が結集…「死のどん底に追い込む尹錫悦政権」=韓国(画像提供:wowkorea)
民主労総集会に6万人が結集…「死のどん底に追い込む尹錫悦政権」=韓国(画像提供:wowkorea)
ユン・ソギョル(尹錫悦)政府の発足後、初めてソウル都心で約5万人が参加した大規模集会が開かれた。

2日、労働界によると全国民主労働組合総連盟(民主労総)はこの日の午後3時半頃からソウル市チュン(中)区一帯で‘7・2全国労働者大会’を開催した。昼から傘下組織である公共運輸労組、建設労組、サービス連盟などがウルチロ(乙支路)一帯で事前集会を行った。本集会で参加者たちは賃金・労働時間の後退中止、非正規職の撤廃、差別のない労働権獲得などを要求した。同じ時刻には、キョンサンナムド(慶尚南道)地域のデウ(大宇)造船所前で慶尚道圏労働者大会が行われた。この日の午後4時時点で本大会の参加者は主催側の推算によると6万5000人ほどだった。

民主労総のヤン・ギョンス委員長は大会のあいさつで「月給を除き、すべて(物価が)上がった世の中、仕事をするほど赤字になる世の中だ。政府と国家は我々を無視し、財閥、大企業と一体だという」と尹錫悦政府を糾弾した。続いて「金持ちに税金を、庶民に公共性を、仕事をする人に労働権を保障しなければならない」と述べた。

この日、連帯発言に出た全国農民会総連盟のハ・ウォノ議長は「現在、政権が農民を死のどん底に追い込んでいる。現在の物価引き上げは農産物のためだとし、農民を死のどん底に追い込む政権を糾弾する」と主張した。

集会が開かれた午後3時頃、ソウル市の最高気温が33.8度、体感温度は34.1度まで上がるなど、猛暑警報が下された。一部の労組員たちは暑さに耐えられず、集会現場の近くにあるソウル図書館で休息を取ったりもした。非正規職の調理実務士であるチョン某氏(53)は「尹錫悦政府は反労働政策を使っている。公共部門の人員削減に考課評価等級をつけるやり方で人員削減をしているのだが、反対するために来た」と述べた。 .

この日のデモでセジョン(世宗)大路の一部地域の交通が統制された。デモ現場では本大会に参加した人たちが道路まで広がり、市民が眉をひそめたりもした。市内バスを運転するある運転手は「普通、週末の配車間隔は10分程度なのに、この日は30分程度になる。デモが終了するまでは増え続けるだろう。乗客たちの不満も大きい」と述べた。

本大会が進行する世宗大路付近には民主労総労働者大会を糾弾する太極旗集会が続いたりもした。

今回の集会は尹錫悦政府の発足後、民主労総が主導する初の大規模集会であり、警察も衝突に備えるためにソウル広場、スンレ(崇礼)門、ソウル駅、サムガクチ(三角地)一帯の警備を強化した。これに先立ち、警察庁は裁判所の許容条件から外れた不法集会や行進は警察と装備を総動員して厳正に対応する方針だと明らかにした。警察によると、この日動員された警察部隊は計120部隊、総動員人員は1万人以上だという。現在まで集会を進める労組員たちと警察間の大きな衝突は起こっていない。

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