今年上半期の輸出額は昨年下半期(3412億ドル)を抜いて半期ベースで過去最高を更新した。主要品目別にみると造船以外の14品目で増加し、そのうち半導体と鉄鋼、石油製品、バイオ、二次電池は上半期の最高実績を記録した。主要地域・国別には独立国家共同体(CIS)向けだけがマイナス。中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)、米国、欧州(EU)向けは上半期として最大の輸出額だった。
その一方で、エネルギーや原材料などの価格高騰が影響し、輸入額が輸出額を上回った。中でも原油やガスなどエネルギーの輸入額は前年同期より400億ドル以上多い879億ドルとかさみ、貿易赤字の主因となった。
6月の輸出額は前年同月比5.4%増の577億3000万ドルにとどまった。輸入額は19.4%増の602億ドルで、貿易収支は24億7000万ドルの赤字だった。3か月連続の赤字はリーマン・ショック直前の2008年6~9月以来、約14年ぶり。
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