朝鮮中央通信は22日、朝鮮労働党中央軍事委員会拡大会議が21日に招集され、金正恩氏が司会を務めたと伝えた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
朝鮮中央通信は22日、朝鮮労働党中央軍事委員会拡大会議が21日に招集され、金正恩氏が司会を務めたと伝えた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は23日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が21日に続いて22日も党中央軍事委員会第8期第3回拡大会議の司会を務めたと報じた。22日の会議では朝鮮人民軍の前線部隊の作戦任務追加を確定し、作戦計画の修正や主要軍事組織の再編などを討議した。 軍総参謀部が党中央軍事委副委員長の指導の下でこれらの問題を討議して結果を文書にまとめ、党中央軍事委に報告した。中央通信は金正恩氏が「前線部隊などの作戦能力を高めるための重要な軍事的対策などを取り扱う党中央の戦略的な見解と決心」を述べ、事業の重要性を強調するとともに実行時の原則や課題、方法などを示したと伝えた。 同通信は前線部隊の作戦任務追加と作戦計画修正の具体的な内容には触れていないが、4月に金正恩氏が立ち会う中で発射実験を実施した「新型戦術誘導兵器」など、核兵器の搭載が可能な短距離ミサイルの運用と関連があると推測される。北朝鮮メディアは新型戦術誘導兵器の試射を報じた際、短距離弾道ミサイルに戦術核を搭載できることをほのめかし、戦術核兵器を最前線の砲兵部隊で運用するとしていた。 党中央軍事委の拡大会議は21日に招集された。開催はほぼ1年ぶり。中央通信は23日に「党中央軍事委員会は上程された議題に対する討議事業を継続して進行している」と伝えていることから、会議は終わっていないようだ。北朝鮮は7回目の核実験に向けた準備を完了したとされるが、これに関連したメッセージなどはまだ報じられていない。 北朝鮮は今月上旬に党中央委員会総会の拡大会議を開き、軍首脳部を大幅に入れ替え、続いて軍団長級以上の軍幹部を別途招集している。軍内部の綱紀確立が目的とみられる。
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