カナダ参戦勇士の遺骨、釜山国連記念公園に埋葬＝本人の意向で、遺族が昨年申請

朝鮮戦争当時、韓国を守るために命をかけて戦ったカナダの参戦勇士の遺骨が韓国に送られ、プサン（釜山）国連記念公園に事後埋葬される。

　国家報勲処は去る19日、John Robert Cormier氏（カナダの参戦勇士）の遺骨奉還式を20日午後6時よりインチョン（仁川）国際空港第1ターミナル入国ゲートで行うと明らかにした。

　国家報勲処は、2015年から国連参戦勇士本人と遺族の意向に沿って国連参戦勇士の事後個別埋葬を推進している。

　2015年5月、フランスのRaymond Bernard参戦勇士が釜山国連記念公園に初めて事後埋葬され、今回で14人目となる。

　John Robert Cormier氏は1952年4月、満19歳の年齢で朝鮮戦争に参戦。カナダ陸軍として1953年4月まで韓国の自由のために戦い、カナダに帰国後は郵便局員として勤務していた。2021年11月24日、88歳で死去。

　生前、家族に「韓国に埋葬してほしい」と話していたため、John Robert Cormier氏の他界後、2021年11月25日に遺族が釜山国連記念公園に埋葬申請をしていた。

　故人の遺骨は釜山国連記念公園に奉還され、21日午後1時30分より在韓カナダ大使館の主宰で埋葬式を行う予定だ。