韓国LSエレクトリック、ノキアの電力管理プラットフォームを買収＝韓国報道

韓国の電気設備メーカー、LSエレクトリックは8日、フィンランドの通信機器大手”ノキア”の電力設備資産分析プラットフォーム「ALO（Asset Lifecycle Optimization）」を買収する、電力機器資産管理ソフトウエア移転契約を締結したと発表した。

ノキアはビッグデータ分析やマシーンラーニング（機械学習）技術を基盤とし、設備の動作や安全性、メンテナンス、セキュリティ検査が可能なALOを開発し現在、遮断器や超高圧変圧器、ケーブルなど87種の電力設備の寿命評価モデルを保有している。

業界によると、電力機器資産管理の世界市場は2027年に約7兆ウォン（約7414億1620万円）に達する展望で、LSエレクトリックはALOの買収を皮切りに韓国内外での市場シェア拡大に乗り出す計画だ。

同社のキム・ヨングン専務は「今回のALO買収で、生産や運用、故障などに関する膨大なビッグデータを標準化されたプラットフォームと連動し、体系的に管理できるようになった。当社が電力設備に関するソリューションを開発し、設備の寿命延長や投資効率性の向上、メンテナンスコスト節減など、最大の価値を実現する」と話している。