中国の大学教員がSNSで女性差別投稿を行い大問題に…「企業が女性を雇用しないのは当然」などと主張

中国・ニンポー（寧波）大学の教員がSNS上に女性に対する差別的な投稿を行い、中国社会に波紋が広がっている。

　中国メディアによると、問題の投稿を行ったのは寧波大学教育学部の教員である李氏。李氏は先日、SNS上に文章を掲載し、「（女性は）いわゆる家事や子育てがあるので、企業が女性を雇用したがらないのは当然だ。問題の本質は、女性が自分の子どもを世話したり自分の家の家事をするという理由で、（職場において）男性たちに多くの仕事を押しつけていることだ。しかも、それを当然のことと考えており、恥ずかしげもなく要求してくる」と主張した。

　その上で、「私はこういった恥知らずな女性に問いたい。どうしてあなたの給料をそのような男性の同僚にあげないのか。どうしてあなたはその男性の同僚と性的関係を持たないのか。どうしてあなたの子どもはその男性の同僚をお父さんと呼ばないのか、と。はっきり言って、それは職場における魔女的な行為だ。男の中にある『まず犯してから殺す』という本能を呼び起こすものだ。このような女に対して、男性は紳士的な態度を取る必要はない」などと女性を侮辱する内容を投稿した。

　李氏の投稿はインターネット上に広がり、大学の枠を越えて社会的問題に発展。その後、李氏はSNS上で謝罪した。

　寧波大学は5日、李氏を停職処分とし、厳正な調査を行っていると発表した。