韓国政府「全国の保健環境研究院に『サル痘』検査体系を拡大」(画像提供:wowkorea)
韓国政府「全国の保健環境研究院に『サル痘』検査体系を拡大」(画像提供:wowkorea)
韓国政府は世界的な「サル痘」の拡散と関連し、「国内での発生に徹底して備えるため、全国の市・道の保健環境研究院にまで検査体系を拡大する方案を準備している」と述べた。

中央災難安全対策本部のイ・ギイル1総括調整官(保健福祉部第2次官)は25日、政府セジョン(世宗)庁舎で開かれた対策本部会議でこのように明らかにした。

イ調整官は、「きょう対策本部ではサル痘について議論する」とし、「サル痘は1980年に世界保健機関(WHO)で根絶が宣言された天然痘と症状が非常によく似た疾病」と述べた。WHOによると、サル痘は発熱・頭痛などから始まり2~4週間全身に水疱(すいほう)性の発疹ができる。致命率は3~6%だ。

イ調整官は、「サル痘はアフリカ地域の風土病だったが、ことし5月からは異例的に米国や欧州などで感染事例が持続的に報告されている」とし、「現在までに計18か国で感染者171人、感染の疑いのある人86人が報告されている」と話した。

国内流入の可能性と関連しイ調整官は、「防疫当局はすでに2016年からサル痘に対する検査体系を構築した状況」と強調した。また、「防疫当局は今後も国際状況を綿密に検討し、ウイルスの海外流入遮断をさらに強化していく」と付け加えた。
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