過去の釜山モーターショー(資料写真)=(聯合ニュース)
過去の釜山モーターショー(資料写真)=(聯合ニュース)
【釜山聯合ニュース】韓国南部・釜山で7月14日に開幕する釜山国際モーターショーが、国内外の自動車メーカーの相次ぐ不参加により危機に直面していることが、12日分かった。

 隔年で行われている釜山国際モーターショーは、新型コロナウイルスの影響で2020年の開催が中止され、今年4年ぶりに開かれる。

 会場となる展示コンベンションセンター・BEXCOなどによると、今月9日までに参加が決まったのは国内ブランドが現代自動車、起亜、現代自動車の高級車ブランド「ジェネシス」、海外ブランドがBMW、BMW傘下の小型車ブランド「ミニ」、ロールスロイスなどだ。 

 釜山に本社を置くルノーコリア自動車をはじめ、韓国GM、双竜自動車は主催者側に不参加の意向を伝えた。

 18年のモーターショーに韓国の8ブランド、海外の11ブランドが参加したのと比べると、今年の規模は半分にも満たないことになる。

 BEXCOの関係者は「釜山国際モーターショーは地方自治体が主催する唯一のモーターショーであり、市民向けのイベントとしての性格が強い」として、参加企業を追加するよりも市民のための見どころを増やすなどしてイベントを盛り上げる計画だと説明した。

 ただ釜山市民団体協議会は12日、海外メーカーにモーターショーへの参加を促す集会を開く。

 同協議会は「釜山国際モーターショーは今年で10回目を迎える市民のお祭りだ」とし、「モーターショーへの不参加を宣言するのは単純な予算の問題ではなく、地域を軽んじているとしか考えられない」と話した。


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