2月に米ハワイで会談した韓米日の外相。左から韓国の鄭義溶・外交部長官、ブリンケン米国務長官、日本の林芳正外相(韓国外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
2月に米ハワイで会談した韓米日の外相。左から韓国の鄭義溶・外交部長官、ブリンケン米国務長官、日本の林芳正外相(韓国外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は31日、北朝鮮の脅威に対応するための韓米日3カ国の軍事訓練について、現在の韓日関係では不可能だとする従来の立場を改めて示した。

 同部の崔泳杉(チェ・ヨンサム)報道官は定例会見で、韓国の軍事同盟国は米国が唯一だとしたうえで、「韓日間の軍事協力は両国間の信頼回復とこれに対する国民の共感があってこそ可能だという政府の立場に変わりはない」と述べた。一方で、「北の核・ミサイル脅威に対応するための韓米日間の安全保障協力が重要だとの認識は共有している」とした。共通の脅威である北朝鮮の核に対応するため日米との安保協力は行うものの、日本とは対立する懸案が多く、韓国国民が軍事協力に拒否感を持っていることから、軍事訓練には否定的な姿勢を示した格好だ。

 韓国の一部メディアは30日、米国と日本の政府が韓米日の高官級協議で3カ国による朝鮮半島海域での軍事訓練を提案したが、文在寅(ムン・ジェイン)政権が同意しなかったと報じていた。


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