韓国の新規コロナ感染者20万2721人　重症者は2か月ぶり1千人超

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は8日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から20万2721人増え、累計486万9691人になったと発表した。重症・重篤患者は1007人で再び1000人を上回った。

　1日当たりの新規感染者数は、週末の検査件数の減少により前日（21万716人）から7995人減った。1週間前の1日（13万8990人）に比べると約1．5倍、2週間前の先月22日（9万9568人）比では約2倍となった。

　この日発表された重篤・重症患者は1007人で、前日から52人増加した。重症者数が1000人を超えたのは、変異株「デルタ株」が流行していた1月3日（1015人）以来64日ぶり。

　防疫当局は大統領選投開票日の9日には重症者数が1200人を超え、今月中に1700～2750人まで増えるとみており、この予測値に近付いている。

　重症者用の病床使用率は8日午前0時時点で59．6%と、前日（59．8%）並みの水準となっている。首都圏（ソウル市、京畿道、仁川市）の使用率が55．7%、首都圏以外は68．8%。

　新たな死者は186人で、累計死者数は9282人となった。

　在宅治療（自宅療養）中の人は116万3702人と、前日から7517人増えた。

　新規感染者のうち市中感染者は20万2647人で、地域別では京畿道が5万2729人、ソウル市が3万7483人、仁川市が1万2603人と首都圏が10万2815人（50．7%）だった。首都圏以外の地域は9万9832人。海外からの入国者の新規感染は74人だった。