北京五輪「不可解な判定」めぐり…中国ショートトラック界のレジェンドが韓国に不快感 「批判する資格ない」(画像提供:wowkorea)
北京五輪「不可解な判定」めぐり…中国ショートトラック界のレジェンドが韓国に不快感 「批判する資格ない」(画像提供:wowkorea)
北京五輪ショートトラック競技での「不可解な判定」をめぐり、中国代表のテクニカルコーチを務めるアン・ヒョンス(ヴィクトル・アン)に韓国人から批判の声が集まる中、中国ショートトラック界のレジェンド=王濛(ワン・モン)氏が不快感を示した。

アン・ヒョンス(ヴィクトル・アン) の最新ニュースまとめ

 王濛氏は、先日おこなわれた北京五輪ショートトラック競技での「不可解な判定」をめぐり、韓国で怒りの矛先がアン・ヒョンスに向いたことに言及し、「韓国は、彼を罵倒する資格はない」と言い切った。

 9日、中国メディアによると王濛氏は前日、ネット番組に出演し「わたしが彼(アン・ヒョンス)をロシアから連れて来た。韓国から連れてきたわけではない」と口を開いた。

 また「アン・ヒョンスは韓国(ショートトラック界)内部での葛藤をきっかけにロシアに渡った。そしてロシアで現役引退を迎えた後、彼は自身の新たな舞台を探していた」とし、「コーチ経験がない彼に誰もコーチとしての舞台を提供しなかった。誰が彼に(コーチ職を)提案したのか?それは、中国だ」と主張した。

 2022北京冬季オリンピックのショートトラック種目では連日、不可解な判定で議論が起きている。

 5日のショートトラック2000メートル混合リレーでは、中国が選手間タッチをしなくてもペナルティーを受けずに決勝に進出して金メダルを獲得。また、7日に行われた男子1000メートルでは中国のメダル獲得のための不可解な判定がさらに強まった。韓国代表チームのファン・デホン(黄大憲)が準決勝1組で中国選手2人を抜いて1位でゴールしたが、接触がなかったにもかかわらずレーン変更を遅らせたという理由で失格となった。準決勝2組に出場したイ・ジュンソ(李俊瑞)もやはりレーン変更反則のためペナルティー判定を受けたが、これも納得し難い判定だと韓国で報じられている。

 中国の度を越した「ホームアドバンテージ」が猛威を振るうと、北京五輪を控えて中国のテクニカルコーチに就任した“韓国ショートトラックの皇帝”アン・ヒョンスに非難の矛先が向けられた。

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