7日に行われたスキージャンプ混合団体では、高梨沙羅(日本/クラレ)、カタリナ・アルトハウス(ドイツ)、シリエ・オプセト(ノルウェー)ら4カ国5人がスーツ規定違反で失格となり、大波乱の展開となった。
これによりドイツは2回目に進むことができず、日本(4位)、オーストリア(5位)、ノルウェー(8位)は表彰台にのぼることができなかった。スロベニアが初代チャンピオンとなり、ROCとカナダがそれぞれ銀、銅メダルを獲得した。
失格理由は全員が“スーツ規定違反”だった。国際スキー連盟(FIS)はスーツのサイズを厳しく規定している。スーツの寸法と体のサイズが一致していなければならず、許される誤差は男子が1~3センチ、女子が2~4センチだという。
ドイツのシュテファン・ホルンガッハー代表監督は、「アルトハウスは5日のノーマルヒルで銀メダルを獲得したときと同じスーツを着用した」と疑問を投げかけた。
Eurosportは「スキージャンプでスーツ違反により失格となるのはよくあることだ。しかし、こんなにも失格判定が出るのは異例のこと。衝撃的な結果」と伝えた。
失格となったノルウェーのシリエ・オプセトは「これまでの検査方法と違った。審判員は普段とは違う形で立つよう要求した」と打ち明けた。
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