ステルスオミクロン株広まる、旧正月連休が感染拡大のターニングポイントになるか=韓国(画像提供:wowkorea)
ステルスオミクロン株広まる、旧正月連休が感染拡大のターニングポイントになるか=韓国(画像提供:wowkorea)
オミクロン株が主流株となり、6週間も続いている社会的距離確保も効果を出せずにいる。オミクロン株の新しい変異ウイルス「ステルスオミクロン(BA.2)」の感染者も国内で発生し、感染が止まらないためだ。国民が大移動する旧正月の連休を控え、政府は連休を基点に社会的距離確保を行うかどうかを決定する方針だ。

中央防疫対策本部によると、28日午前0時基準の新規感染者は1万6096人と、再び史上最多値を更新した。前日の1万4518人に続き、4日連続で最大感染者数を記録している。さらにオミクロンより感染力が強く、PCR検査で区別しにくいBA.2も国内上陸した。27日基準で、海外流入感染者のうち4.5%はBA.2感染者だった。

これに対し、政府は連休期間中は移動を自粛するよう勧告しているが、コロナ禍で3回目の旧正月を迎えた大半の国民は移動を計画している。韓国交通研究院の調査によると、今年の旧正月連休期間に、1日平均480万人の移動量が発生するという。 1日平均の予想移動人数は、昨年の旧正月(409万人)に比べ17.4%増加すると予測している。

一方、段階的な日常生活の回復(ウィズコロナ)以降、再び強化された「社会的距離の確保」のため、自営業者らは剃髪に踏み切るなど、防疫指針を強く糾弾している。韓国外食業中央会など自営業団体10団体が連合した「コロナ被害自営業総連帯」は25日、自営業者299人が相次いで剃髪する「リレー剃髪式」を行ったことがある。

保健福祉部は「旧正月連休後、できるだけ社会的距離の確保を強化しない方向」とし「まだ感染者の急増が重症化率や医療体系稼働率に危機的状況を与えているまでには至っていない。感染者数だけでなく、重症患者数、医療システムの余力などを総合的に検討して決める」と明らかにした。
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