自営業者299人が「涙の剃髪式」で政府に訴え、コロナで破産宣言＝韓国

「売り上げが10分の1に減った。政府が自営業者に借金をしたと思い、今日借金を取りに来た」

100% の最新ニュースまとめ

25日午後、「損失補償100%支給！」と書かれた赤い鉢巻をした自営業者たちが、国会前の大通りの椅子に座った。段階的なウィズコロナ生活が中止となり、街頭デモが続くと、自営業者らが団体剃髪で抗議するために街頭に出てきた。韓国外食業中央会など自営業団体10団体が連合した「コロナ被害自営業総連帯」は、自営業者299人が相次いで剃髪する「リレー剃髪式」を行った。

壇上に設けられた椅子10個に合わせて一列に座った自営業団体の代表らは、剃髪を始めた。男女を問わず、鉢巻きを外した彼らは、バリカンを持った仲間に髪を剃ってもらった。剃髪が終わる頃には、涙を流しながらすすり泣く自営業者たちの姿が目についた。 その後、10人一組になって連続で剃髪を続けた。

この日、団体は「自営業者の破産」を宣言した。総連帯代表は「2022年からコロナで発生したすべての借金は政府が返済しなければならない。自営業者はもう借金を一銭も返済しない」と主張し「これ以上人件費、賃貸料、公課金、各種融資を返済する方法がないことを宣言する」と明らかにした。

団体は剃った髪の毛をすべて集めて大統領府に送る方針だ。来月10日ごろには、ソウル・クァンファムン（光化門）で防疫指針によって被害を受けたほかの団体と大規模なデモを行うことを予告した。