韓国の新型コロナ新規感染者「3859人」…学習塾・大型スーパーなどで「防疫パス解除」

韓国の新型コロナウイルス新規感染者は17日午前0時基準で3859人、週末効果により6日ぶりに3000人台に減少した。入院中の重症者は減少を続け、500人台（579人）に減った。政府はきょうから旧正月（ソルラル）の連休を含む「社会的距離の確保」措置を来月6日までの3週間、再延長した。私的集まりの人数制限はこれまでの4人から6人に緩和されたものの、食堂・カフェの営業時間は午後9時までに維持された。しかし裁判所が14日にソウル内の大型スーパー・百貨店（3000平方メートル以上）と青少年の防疫パスなどに対し効力を停止したことで、政府も学習塾・読書室・博物館・映画館・大型スーパーなどに対する防疫パスを解除することにした。マスクの常時着用が可能で飛沫（ひまつ）の排出活動が少ない施設だという理由からだ。国内のオミクロン株検出率は26.7%で前週と比べ2倍以上増加した。

17日中央防疫対策本部によると、きょう午前0時基準の新型コロナウイルス新規感染者は3859人と集計された。国内発生の感染者は3551人、海外流入の感染者は308人で、累積感染者は69万6032人だ。

入院中の重症者は579人だ。死亡者は23人で、累積死亡者は6333人（致命率0.91）だ。

全国の重症者専門病床（以下、16日午後5時基準）は1792床中578床（32.3%）が使用中だ。首都圏の重症者病床は1220床中410床（33.6%）が稼働中だ。

政府はきょうから私的集まりの人数制限を4人から6人に緩和する「社会的距離の確保」を2月6日までの3週間さらに延長した。午後9時までの営業時間制限などそのほかの措置は大部分がそのまま維持される。しかし政府は裁判所の決定に伴う混乱を減らすため、学習塾・読書室・博物館・映画館・大型スーパーなどに対する防疫パスを解除することにした。

国内のオミクロン株検出率は26.7%で前週（12.5%）の2倍を超えた。海外流入の感染者では94.7%がオミクロン株と分析され、駐韓米軍など外国人の集団感染を通じ、キョンギ（京畿）道とホナム（湖南）圏で急速に拡散しているという説明だ。