バスの後部座席で喫煙か、顎マスクの未成年者=韓国(画像提供:wowkorea)
バスの後部座席で喫煙か、顎マスクの未成年者=韓国(画像提供:wowkorea)
未成年者と推定される男子生徒が、韓国市内バスの後部座席で、顎マスクをしながら喫煙をする姿が捉えられ、議論が起きている。

それにもかかわらず、彼らは「喫煙」に対する処罰では自由だと思われる。現行法上、未成年者の喫煙について、処罰する規定は設けられていないためだ。

11日、各種オンラインコミュニティには、前日「これは実話なのか」というタイトルの文が掲載された。該当文には、別途説明なしで写真一枚だけが添付された。

公開された写真には、誰が見ても幼い顔に見え、小学生から中学生と推定される男子生徒3人が、市内バスの後部座席窓側に並んで座った姿がおさめられた。

特に、写真内の男子生徒は、窓が開いているところで手にたばこを持ち、たばこの灰をはらうため、意図的に窓も大きく開けておいた。このうち一人の生徒は、窓から腕を完全に投げ出した状態であった。

しかも男子生徒たちは、マスクもきちんと着用していない状態だった。3人ともマスクは耳にかけたが顎の下にある、別名「顎マスク」をしていた。

これを見たネットユーザーは「本当に最近の子供たちはどうなっているのか」「モラルがない」「80年代に戻ったと思った」「これがかっこいいと思うのか」「バス内部にあるCCTVで必ず特定してほしい」「たばこに顎マスクに、迷惑と言ってもここまでの迷惑はない」など批判の声をあげた。

一方、バス内での喫煙は、現行法により禁止されている。国民健康増進法によると、バスなど16人乗り以上の交通手段での禁煙は、義務事項に指定されており、これに違反する場合、10万ウォン(約1万円)以下の罰金が科される。

しかし、現行法上、未成年者の喫煙について処罰する規定はなく、改善策が必要だという指摘が着実に出てきている。

また、彼らがマスクを正しく着用していないことについては「感染病予防法」によって過料を求めることができる行動に分類される。該当法第83条第4項第2号では、各自治体の感染病予防措置に従わなかった場合、10万ウォン(約1万円)以下の過怠料を賦課すると明らかにしている。

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