韓国で、オミクロン株が流行する場合の予測が発表された(画像提供:wowkorea)
韓国で、オミクロン株が流行する場合の予測が発表された(画像提供:wowkorea)
韓国で「新型コロナウイルスよりも感染力の強いオミクロン変異株が国内で流行する場合、3月における一日平均の新規感染者数が2万人になり、重症患者数が2000人以上発生する恐れがある」という予測が発表された。

カチョン(嘉泉)大学医学部のチョン・ジェフン予防医学科教授はきのう(7日)の午後、ソウルの韓国プレスセンターで韓国保健福祉部(厚生労働省の厚生部分に相当)の主催により開かれた “オミクロン株発生展望および今後の課題討論会”で「オミクロン株が2月中旬頃には優勢株になる模様で、その時から流行が加速化するだろう」とし「その場合、3月初め~中旬における一日平均の新規感染者数が2万人まで発生する恐れがある」と語った。

オミクロン株はデルタ株よりも感染速度が2~3倍速いが、重症化率は低いとされている。

チョン教授はこのことについて「オミクロン株の重症化率が(デルタ株より)45%ほど低いと仮定したとしても、3月中旬の重症患者数は2000人以上になる恐れがある。医療的対応力をより増強する必要がある」と語った。

これは、韓国内で新型コロナワクチンの3次接種が実施され、今月17日から防疫措置(社会的距離確保)が一部緩和される状況を仮定した推定値である。またこの分析は、まだ同僚の評価を経ていない状態である。

チョン教授は、オミクロン株の拡散に対応した「日常回復の原則」についても提案した。

まず「ワクチンと治療薬により、被害の規模を減少させる戦略を維持すべきだ」と伝えた。特に韓国内に新型コロナ経口治療薬が導入される場合、入院患者と重症患者数を15~55%減らすことができるものと推定し「経口治療薬を積極的に確保する必要がある」と強調した。

さらに「日常回復の実施において、防疫措置を医療システムが対応できる水準で段階的に緩和し、防疫パス(ワクチン接種証明・陰性確認制)の適用対象を調整する必要がある」と語った。

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