野党が朴前大統領の恩赦に反対した?...当時の野党代表「誰が反対したのか実名を公開せよ」と反論=韓国(画像提供:wowkorea)
野党が朴前大統領の恩赦に反対した?...当時の野党代表「誰が反対したのか実名を公開せよ」と反論=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国大統領府のノ・ヨンミン(盧英敏)元秘書室長が7日、パク・クネ(朴槿恵)前大統領の釈放を野党「自由韓国党(現・国民の力)」の指導部が反対したと発言したことが波紋を呼んでいる。

 当時、党の代表だったファン・ギョアン(黄教安)元首相と、院内代表を務めたナ・ギョンウォン(羅卿ウォン)元議員は盧氏の主張について、真っ向から反論した。

 黄氏はフェイスブックで「真っ赤な嘘だ。盧英敏は責任を取れ」と警告した。

 黄氏は「彼が突拍子もないことを言い出したのは、国家的行事である大統領選挙を前にして企てた政治工作だ。国民を仲違いさせる離間の計であり、悪い癖を捨てられない与党の素顔を赤裸々に見せたものだ。文大統領の腹心である盧氏の嘘に、文大統領も同じ考えなのか釈明してほしい」と求めた。

 また「文大統領に直接朴前大統領の釈放を要求したのが、私ではなく、誰が野党の指導部だったというのか。(釈放を反対したという)当時の野党指導部が誰なのか、なぜ言えないのか」と反問した。

 羅氏も「全くの事実無根だ。聞いたことも、議論したこともない」と主張した。

 さらにフェイスブックで「黄元代表が2019年7月に、文大統領に朴前大統領の釈放を要求した。これが私を含む党指導部の一貫した立場だった」と伝えた。

 また「盧元室長は自身の主張が事実なら、朴前大統領の釈放を反対した人が誰なのか、早急に明らかにしてほしい」と求めた。

 盧氏はこれに先立ち、中央日報とのインタビューで「2019年9月、朴前大統領が肩の手術を受けると、政界では朴前大統領を釈放する意見が出てきた。しかし、当時の自由韓国党指導部が、むしろ朴前大統領の釈放に反対するという意見を伝えてきた」とし、「それでも(朴前大統領が)自由韓国党の代表を務め、弾劾されたとしても大統領だったのに、本当にひどい仕打ちだ」と主張した。

 盧氏は「野党がなぜ反対したのかは分からない。当時(反対意見を伝えた)野党指導部が誰なのかは言わない」と述べた。
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