新型コロナ中央災難安全対策本部(中対本)のイ・ギイル第1統制官は、この日午前、中対本の非対面定例会見で「新型コロナ診断検査は優先順位が高い国民から迅速にPCR検査を行う」とし「無症状者の検査は迅速抗原検査(自己検査キット)を行う案も検討する」と述べた。
韓国政府はデルタ株より感染力が2~3倍高いオミクロン株の国内割合が現在は8.8%に過ぎないが、次第に優勢株になる可能性が非常に高いと予想した。
このため、短期間で感染者が急増すれば、高危険群の感染や集中治療システムに大きな負担となる可能性があるという分析である。そこで既存の3T(検疫・疫学調査・診断検査)戦略を効率化する方針である。
イ・ギイル第1統管官は「診断検査も優先順位を決め、感染の可能性が高い国民からPCR検査を迅速に行う」とし「無症状検査などについては迅速抗原検査を普遍的に、補完的に行う案も一緒に検討していく」と説明した。
続いて「現在はPCR検査の場合、75万件程度の能力を備えているが、オミクロン株により多くの患者が出る可能性があるため、検査システムを変える案を検討している」とし「基本的にはPCR検査を行うが、迅速抗原検査を療養病院や療養施設などで補完的に活用する方法を一緒に用意する」と付け加えた。
韓国政府は迅速抗原検査がPCR検査に比べて敏感度が低い点を考慮し、高危険群はPCR検査を基本とし、抗原検査を陽性判定の基準にはしないという立場である。
パク・ヒャン中央捜査本部防疫総括班長は、「迅速抗原検査自体は陽性判定基準として活用していなかった」とし「無症状または軽症だが濃厚接触者の場合は迅速抗原検査をし、陰性の場合でも自己隔離し、その間に症状が出た場合、またPCR検査を行うというもの」と伝えた。
また「迅速抗原検査をして陽性が出た人を検査するための手続きというよりは、もう一度確認するための手続きと見れば良い」とし「迅速抗原検査はPCR検査と補助的な療法で同時に進行でき、検査能力の資源配分の概念」と説明した。
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